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大学院博士課程 薬剤師の雑記です。

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学振DC2に向けて申請書を書こう。

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こんにちは。Junです。

 今日は今年度の学振について書こうと思います。

 

~目次~

 

 

| 学振とは...。

学振とは、日本興会 特別研究員 DCの通称で、

 優れた若手研究者に国からお金が出る制度のことを言います。

採用されると、月に20万円ほどの研究奨励金が支給され

毎年度150万円以内の研究費が交付されます。

 

全国の大学院生ならば喉から手が出るほど欲しいものになります。

金銭的にも、そして、研究者のステータス的な意味でも、、、

DCに採用されることは業績の一つになります。

 

今の私にとっては、DCの志望理由として金銭的な意味合いの方が大きいです。

薬剤師としてやや時給の良い条件でバイトはできますが、

やはり、それだけで生活できるわけではありません。

奨学金支援機構から月々借金をしています。。

学部生のころからずっと借りているので総額大変なことになっています。

それについても、また記事を書いてみたいなあと思っています。

...閑話休題

 

学振DCは申請するタイミング・学年で申請区分がDC1とDC2で分けられています。

簡単に言うと

来年度D1になる学生(M2)→DC1

来年度D2になる学生(D1以上)→DC2

となりますが、

私の場合は6年制薬学部卒だったのでD1でDC1に申請する。

という感じになります。

詳細は募集要項☟を見てみてください。

www.jsps.go.jp

 

| DC1はダメでした。

先ほど説明した通り、学振DCという素晴らしい制度がありますので、

私も昨年度DC1を申請してみました。

ダメでも評点は返されるみたいなので

ダメもとで申請書を書きました。

とはいえ、やるからには全力で、、何とか申請書を完成させました。

直前になって焦りGW中ずっと大学で書いていた記憶があります。笑

 

5月中旬、学内〆切にぎりぎり提出し、

9月末くらいに結果が公開されたかなと思います。

1%でも可能性があると人は期待してしまうようで、

DC1落選した結果を見たときは、やはり落胆しました。

出す前はダメもとで、とか思っていたのに、

頑張った分だけ期待してしまうのは、まあ、しょうがないですよね。

 

と、いうことで今年度はDC2の申請書を書いています。

 

| 昨年度との変更点は?

昨年度からの変更点があったようです。

まず、[審査方針]が変更されています。

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 ↓

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(各年度の申請書募集要項から引用しました。)

 

②が大幅に変更されていますね。

今年度(2020年度)から、研究内容の「オリジナリティ・独創性」

より一層重要視されるようになったと認識してよさそうです。

 

これに伴って申請書の様式も変わっています。

 

昨年度(2019年度)までは、

3.【これからの研究計画】

 (2)研究目的・内容:1ページ

 (3)研究の特色・独創的な点:0.5ページ

 

今年度(2020年度)は、

3.【これからの研究計画】

 (2)研究目的・内容:0.5ページ

 (3)研究の特色・独創的な点:1ページ

に変更されています。

 

申請する側は、研究内容のオリジナリティについて

強くアピールしなければ採用は難しそうです。

 

 

| 申請書を書くために必要な情報の入手方法

 大学によって学振を書くにあたっての講習というか、

説明会のようなものが開かれるらしいのですが、

私の大学ではありません。

学内の学振が通った大学院生を知らないですし、

おそらく、これまでも学内に採用者はいないと思われます。

(そもそも申請していない人が多い??)

このような状況では、なかなか学振についての情報は得られません。

情報へのアクセスのしやすさというのは、置かれている環境によると思いますが。。

 

しかし、そんな私でも情報は得られます。

ネット上には親切な方々がたくさんいらっしゃいます。頼りにしましょう。

 

まず、私が最も参考にしたのは、東工大の大上先生が公開しているこのPDFです。

Slideshareに登録すれば無料でダウンロード可能です。

 

www.slideshare.net

とても分かりやすく解説してくださっています。

 東工大で説明会を行った際に使用したスライドをおいてくれているのだと思います。

ありがたや。。。

 

申請書を書いていて嫌になることもあるのですが、

スライドの中にある「ビビって出さないのが一番ダメ」という言葉が、

書き上げないとだめだ!と気持ちを切り替えさせてくれました。

 

☟大上先生の著書もあります。

 

 気になったので図書館で探してみたのですが、ありませんでした。

ということで購入したのですが、これは購入してよかったです。

ふとした時にページをめくりたくなります。

申請書を書く間は手元に置いておきたいです。

大上先生のDC1とPDの時の申請書も掲載されているので、おすすめです。 

 

また、科研費.comというサイトでは

採択された学振の申請書のリンクをまとめてくださっています。 

xn--w8yz0bc56a.com

 サイトの中でも目を引いたのが、

「落合陽一、2013、DC1」

の並びです。

あれ?落合陽一ってあの??と少々混乱しました。

落合先生は素晴らしい数々の業績とメディアでも大活躍されている印象で、

年齢は40代くらいだと思い込んでいました。

今年で32歳なのですね。若すぎる。。。

申請書も読んでいてわくわくするような素晴らしいものでした。

こんな申請書を書いてみたいものです。。。

 

ということで、今日は学振について書いてみました。 

今年度も頑張って申請書を完成させたいと思います。

あわよくば採用されたい。。。

Jun

 

☟学振申請書の自己PR部分の書き方について。興味があればぜひ。

jun-pharm.hatenablog.com

 

☟学振申請書の2019年度版との変更点について。

jun-pharm.hatenablog.com

 

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