学振の自己PRは、自己分析から始めよう。part2
Junです。
学振の自己PR(自己評価)についての記事が途中だったので、
続きから書いてみたいと思います。
今後行う(であろう)就活の自己PRにも役立つかもしれませんね。
...ちなみに余談。
フリー素材のぱくたそ様の画像を掲載してみているのですが
面白い画像がとても多いです!見てて面白い。
特にこの画像は、学振の申請書を書いている時の私の心情に
ぴったり合うなと思って使わせてもらっています。笑
話がそれました。
☟前回の記事では昨年度の変更点などを確認しました。
前回は自己分析をどのように行っていくか、
紹介したところで終わってしまったので
今日は具体例を示しながら進めていきたいと思います。
それでは、
以下のような流れで自己分析してみようと思います。
- 高校生からの出来事を書き出してみる
- 各出来事についての要素を見つける(5W1Hで自問自答してみる)
- 要素の共通点を見つける
~目次~
|高校生からの出来事を書き出してみる
まず、高校生からの出来事を適当に書き出してみます。
なんでもいいので、どんどん書き出してみましょう。
例えば私の場合...
・部活で全国大会に出場した
・大学受験は塾に行かずに勉強した
・浪人しようと思ったがやめた
・大学生になってからは勉強して首席で卒業した
・塾でバイトをした
・色々な資格取得に励んだ
・研究室で沢山実験をした
・学会に積極的に参加した
...など。こんな感じです。
時系列で書き出してみると
思いつきやすいかもしれないです。
また、ポジティブなこともネガティブなことも
両方書き出すのがいいのかなと思います。
また、高校生からの出来事と書きましたが、
幼少期などに大きなイベントなどを経験していたら
それも含めてもいいと思います。
過去の出来事を書き出せば書き出すほど、
自己分析の精度?が上がる気がします。
自分の過去は、必ず自分を構成する一部になっているからです。
というより、自分の過去・経験が自己を形成している、
という方が近いかもしれません。
哲学的なことは全く分かりませんが。笑
なんとなくそう思いませんか?
|各出来事についての要素を見つける(5W1Hで自問自答してみる)
次のステップに進んでみます。
各出来事について、なぜ?どうして?という感じで自問自答してみます。
別に5W1Hはそんなに気にしなくても大丈夫です。
目安くらいに考えておきましょう。
自問自答が終わったら、その出来事を通して見えてきた
自分の性質について簡単に書き残しておきます。
それでは、3つの出来事を例に挙げて
行ってみたいと思います。
大学受験は塾に行かず勉強した
・一人で勉強したかったから
・集団授業が合わないから
・お金がなかったから
・計画を立てることの大切さを学んだ
・自主的に計画を実行できた
⇒主体性
こんな感じで進めてみましょう。
なるべくプラスの性質が見出せるといいですね。
マイナスの性質を見出しても、自己PRにはなかなかつなげにくいですから。
浪人しようと思ったがやめた
・浪人しようにもお金がないから
・あきらめずに勉強をつづけた
・落ち込んだが気持ちを切り替えることができた
・現役で大学に入学できた
⇒抗脆弱性
大学受験の時は、第一志望、第二志望、第三志望
すべてに落ちまくり、絶望的な状況に陥りました。
受験するにもお金はかかるし...と、絞りすぎたのかもしれませんが、
やばいな。と本気で思いましたね。笑
その時は本当に絶望しましたが、
すぐにまだ受験できる大学を探して勉強して
合格することができました。
この出来事からは、大学受験に失敗したというストレスを受けながらも
折れずに次にチャレンジできた自分に注目して
「抗脆弱性」という要素を見出しました。
このように、マイナスの出来事からでも、プラスの要素は見出せると思います。
大学生になってから勉強した
・奨学金を得るという目的があったから
・勉強する環境探しが楽しかったから
・目的に向かって計画的に勉強した
・時間を有意義につかった
・なぜ?を大切にした
・首席で卒業できた
⇒主体性、努力し続ける力
高校生の頃は部活ばかりしていましたが
大学入学後は勉強に力を入れました。
お金がもらえるからです。大事ですよね。
また、後から気づいたことですが
学内選考があるときなどもろもろ、成績優秀者というのは便利で、
とてもコスパがいいなと思いました。
この出来事を通して
明確な目的をもち、目的を果たすために何をすべきか自分で考え
行動をし続けることができた自分に注目し、
「主体性」と「努力し続ける力」
という性質を見出してみました。
|要素の共通点を見つける
自己分析、最後のステップです。
これまでのステップで、各出来事を通して見えた
自分の性質:要素を見出せたはずです。
私の例を挙げてみてみると、
「主体性」「抗脆弱性」「努力し続ける力」
という感じです。
あまりにも多く上げると自己PRを書く上で軸がぶれると思うので、
そういった場合はさらに大きな性質を示す言葉で
まとめてみた方がいいと思います。
それから、私の場合、お金がないことを多くの行動の理由にしている
ある種の原動力にしている節があるという自己分析もできますが、
学振の自己PRにはあまり適していないのでそこには注目しないことにします。笑
自分の要素を見つけることができたら、
そこに共通の要素があるかを見てみます。
いくつかあったと思うのですが、
例えば私の場合「主体性」というのが共通の要素になると思います。
この共通の要素こそが、自分自身を構成している大部分を占めるものになります。
|あとは自己PRを存分に書くだけ
自己分析が終わったら、これを軸として自己PRを書けばよいと思います。
自分の経験や業績を根拠として書けるので、
説得力のある文章が書けるのではないでしょうか。
さらに、 「目指す研究者像」を自分の共通要素にしてしまえば
ストーリーに一貫性を持たせることができます。
例えば、「主体性」が共通の要素だった場合、
「研究者が研究をし続けるためには、主体性が必要である。なぜならば~。
~したがって、私は主体性のある研究者を目指している。」
という感じで文章を書くことができると思います。
|自己分析の思わぬ効力
自己分析してみると、
自分ってこれまでに色々なことをしてきたんだな、
意外と頑張ってきたんだな。
ということが分かると思います。
(わからない場合は、自己分析が足りない!)
自己分析後は自己肯定感がとても満たされるので、
自信をもって自己PRが書ける気がします。
私も、業績書き出してみたり、自己分析した後
意外と自分すごいやつなのでは?
という謎の自己肯定感に包まれました。笑
他人と比較してはいけません。
あくまで自分の過去と今の自分を比較してください。
そしたら、自信をもって自己PRが書けますよ!
と、いう感じで学振頑張って書きましょう...!
それではまた。
Jun
☟学振申請書の変更点についてまとめています。
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